とてもつらい国外逃亡日記

ポケモンダブルバトルのメモ

記録

シングルレート最高2048 最終2030,301位(ORASシーズン13)

ダブルレート最高最終1959,37位(たしか)(XYシーズン4)

ダブルレート最高最終1953,19位(剣盾S14)

 

レートはシングルダブルそれぞれこのシーズンだけが全力でやったシーズンです。それ以外はあまりやってないです…

【公式大会】

JCS2014→最高1600ちょい

JCS2015→最高1766 最終1710?くらい

JCS2016→メイン最高1785最終1779
                   サブ最高1784最終1782 61位(28-8)

JCS2017→ゴミ

JCS2018予選→30-10の最終1730/45位で予選抜け!

JCS2018本戦→4勝3敗の34位で世界大会権利獲得🌸

INC No.(VGC2019Sun)

→29勝3敗の全国5位で予選抜け!

Global Challenge Winter(PCⅢ)(2021年)

→32-5 最終2位

JCS2022予選→68位で予選抜け❗️

PJCS2022本戦→5勝1敗の7位でトップカット進出→トナメ1落ちで世界大会権利獲得❗️🌸🌸

 

【S2ダブル】最終82位 アグロセグレ寿司

 

構築

〈最終日まで〉

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〈最終日のみ〉
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結果

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  1. 構築経緯

S1環境で最流行と感じていたカイリュー+マスカーニャ+ヘイラッシャシャリタツの並びやヤミカラス+ドラゴンの追い風パに対し、有利を取れる「セグレイブ」から構築を組み始めた。

・セグレイブ@5

 

→セグレイブの性質を考えたところ、このポケモンの弱みとして

①本来有利な竜に対して鋼テラスタルで切り返され、憤死する

②サーフゴーが本当に無理

この2点が大きいと感じた。

そこで①〜②を解決するため、

「サーフゴーより早く炎打点で倒せ、且つ初手のドラゴンに対しても猫騙しでテラスを切るかの様子を見ることが可能なポケモン」を探したところ、エンニュートが候補に上がったので採用

+αの要素として、初手猫に対して守を撃たれた場合、次のターンにアンコールで無力化出来る点が良いと感じた

・セグレエンニュート@4

 

基本選出として、セグニュートで残数をゴリ押しで削った後に着地するヘイラッシャシャリタツコンボが最強のため採用。特に寿司コンビメタで出てくるヤミカラスモロバレルなどに対してセグレイブが非常に強く、速攻で残数を削れるのが良かった。

この4体だとアルマイエッサンがめちゃくちゃにキツいこと、単純に構築パワーが低いことが気になり悪テラスメガネウルガモスを採用

ラスト枠はよくわからなかったのでドドゲザンやイッカネズミを入れていた、この枠は100試合やって2回くらいしか投げていない気がする

 

 

個別解説

 

セグレイブ@命の球 意地

191-216-112-'-106-139テラス竜

きょけん突撃 氷柱針 氷の礫 守

テラス率50%

きょけん突撃連打ポケモン

横のエンニュートのサポートを受けながらテラス竜突撃で1体破壊する

2回動けたらゲームが終わる

削れたヤミカラスヤミラミなどの悪戯心持ちに対して氷の礫で処理出来るのが強いと感じた

イッカコノヨのコノヨザルがフレガ込みでテラスきょけんでたまに飛んでって笑った

 

エンニュート@気合いの襷 臆病

143-76-80-163-80-185 テラス炎

ねこだまし アンコール オバヒ 毒毒

テラスしません

 

セグレイブのサポート役

サポート役だが火力はまあまああったのが良かった。

また、vsキラフロル入り寿司にかなり強く、後発に控えさせてどくびしを回収後、相手のヘイラッシャを猫アンコ毒毒で詰める動きがかなり好感触だった

 

ヘイラッシャ@残飯 意地

227-165-136-'-86-87 テラス竜

ウェブタ 一丁 身代わり 守

テラス率45%

 

詰め&スイーパー要因

身代わりがミラーで非常に強く、環境に多く感じたあくびヘイラッシャに対してだけでなく、ロトムモロバレル、威嚇などの弊害に対し、テラスを絡めつつ広い範囲に対応出来るのが良かった。

また、一丁上がりをSupで採用することでマスカーニャの上を取れることに何度も救われた。

 

シャリタツ@スカーフ 控えめ

数値忘れた テラス鋼

なんか耐久調整施したはず

濁流 流星 凍える風 寝言

テラス率 5%

テラス鋼が強かった

特になし

 

ウルガモス@メガネ 臆病

最速 耐久調整なんかした テラス悪

テラス率0.5%

オバヒ 熱風 さざめき 抵抗

 

イエアルマ対策での採用だったが環境のイエアルマが砕ける鎧が大半だったため、有象無象に対して投げて雑に削る役になっていた

 

ラスト枠のドゲザorイッカネズミはどっちもほぼ投げてないので割愛

 

最終日

エンニュートヤミラミ

セグレイブ→氷柱針をテラバに テラスタイプを炎に

 

ヤミラミ@気合いの襷 意地っ張り

AS極 テラス悪

猫だまし アンコール 不意打ち 先送り

 

セグレイブとセットで初手に投げることで最終日上位で爆増していたヤミカラスガブリアスサーフゴーを破壊できる

 

1回も当たらなかった

 

 

立ち回り

 

エンニュート+セグレイブ

猫騙し+きょけん突撃

どっちか死んだら寿司合体

シャリタツでスイープ

 

 

まとめ

 

とりあえずテラスルールに慣れるためすごく久しぶりにレートに触れましたがそこそこ勝てて良かった反面、構築が練りきれずエンニュートセグレイブ寿司しかほぼ投げれない欠陥だったため、最終日に上を目指すのを断念したのは微妙な気持ちになりました。

 

時間が無いと言ってレートをやらないで練習出来たのはよかったです。

ただ、最終日にじーんやさしすさんがイッカコノヨを考察しているのを傍目にこういう頭使うやつは…………と言って避けて一人でゴリラしてたのは悲しかったので、頭が良くなりたいです。

 

 

S2も少しやりたいです!

 

 

ウルトラボツ構築

PJCS後〜WCS前までに愛用していた黒バドルナアーラ構築

 

Tapu Lele @ Focus Sash
Ability: Psychic Surge
Level: 50
EVs: 4 HP / 252 SpA / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Moonblast
- Sweet Scent
- Nature's Madness
- Ally Switch



Lunala @ Power Herb
Ability: Shadow Shield
Level: 50
EVs: 84 HP / 140 Def / 52 SpA / 4 SpD / 228 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Moongeist Beam
- Helping Hand
- Hypnosis
- Meteor Beam



Calyrex-Shadow @ Choice Specs
Ability: As One (Spectrier)
Level: 50
EVs: 252 SpA / 4 SpD / 252 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Astral Barrage
- Mud Shot
- Speed Swap
- Expanding Force



Landorus-Therian (M) @ White Herb
Ability: Intimidate
Level: 50
EVs: 252 Atk / 4 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Earthquake
- Rock Slide
- Swords Dance
- Fly



Tornadus (M) @ Wacan Berry
Ability: Prankster
Level: 50
EVs: 236 HP / 156 Def / 116 Spe
Bold Nature
IVs: 0 Atk
- Air Slash
- Icy Wind
- Tailwind
- Protect



Regieleki @ Life Orb
Ability: Transistor
Level: 50
EVs: 28 HP / 84 Def / 252 SpA / 4 SpD / 140 Spe
Modest Nature
- Rising Voltage
- Electroweb
- Acrobatics
- Protect

 

トルネの枠が決まらなかった

タスキテテフの甘い香り+ルナアーラの催眠術(テテフ−1調整)ギミックから組み始めた(甘い香り・・相手2体の回避率を2段階下げる=催眠の命中が100%になる)

テテフの自然の怒りが非常に強く、ダイマを切る相手には甘い香り催眠術、切らない相手には自然の怒りが刺さるといったふうに両対応出来るかなり強めの初手だった。

ルナアーラの相方にはパワーのある伝説が必要なのでメガネ黒バドレックスを採用。(後述のロンゲやガエンを呼ぶことも良かった)

当時最速ザシアンがほぼいなかったことから控えめCS。

居住を耐えれるBSにするか悩んだがこの構築だと初手黒バドルナアーラ投げでザシアンと偶発対面した時に手助けアスビで耐久ザシアンまでワンパン出来るのが偉そうだったので特化(微妙だった)

黒バドミラーを見るために追い風役&バド+エレキのパワーは評価していたためエレキを採用。

甘い香り催眠術で盤面整地後に出してジェットを詰める&威嚇のポケモンが欲しかったのでランドロス

 

ガエンやロンゲを初手に強く呼び、壁や捨てセリフのようなプランを取られるように選出誘導をし、どちらかが初手に来たら必ず甘い香り催眠術が決まるように出来たのが面白く、眠らせた後に自然の怒りを連打して黒バドで抜いていく事が主だった。

他方で上からの催眠ターンに左右される且つ初手に守られると気まずい(重力と違って守られたら回避率が下がらず次の催眠が必中では無いので)点、黒バドミラーが無理な事からおもちゃの域を出なかった。

 

グラードンカイオーガを採用しているスタンチックな構築にはかなり強く出れたが環境外の構築や少ないイベルタルなどが無理なことからも微妙だった

 

この構築に限らず、タイプ相性で組むのではなく

①強い初手を見つける

②強い初手が決まるように選出誘導を出来るポケモンを入れる

といった形から構築を組むことが好き

 

PJCS&WCS2022使用構築【重力催眠ルナグラピ】

今回は僕とわいぽんがJCS2022から構築共有を始め、WCSに持ち込んだ【重力催眠ルナグラピ】の構築紹介&総括の記事です。

 

 

1.戦績

(1) JCS
ポケモン太郎
予選5-1 予選7位

決勝トナメ×→TOP32
②わいぽん
予選4-2 予選32位

決勝トナメ×→TOP32
使用者両名がトップカットへ進出し、WCS権利獲得

(2) WCS
ポケモン太郎
Day1 3-3
②わいぽん
Day1 2-3
③謎の外人Enzoさん
Day2 世界89位

 

2.構築経緯


(1) JCS
BO1ルールで重要だと考える要素として
① 知らない相手に確実に決まる、「誘導力」のあるギミック要素
② 不要な択負けを減らす、一貫性のある強力な範囲技
③ 負け試合をひっくり返す、上振れ要素(催眠や麻痺、氷等)
の3点が重要と考えており、過去ルールからこの要素を満たす構築を選択し使っていた。


>グラキュレム(VGC2016)
>テテフライドグラゼルネ(VGC2019)

INC November/Sun series予選抜け構築 【重力催眠テテフライドグラゼルネ】 - とてもつらい国外逃亡日記

(↑今回の原型)
>スカーフイベオーガ(VGC2022)


イベオーガは要素は満たしていたがJCS予選で使用し、一部上位勢に認知をされておりマッチング運次第では抜けれないと考え使用を断念。

考察の結果、VGC2019で使用していた重力催眠+断崖の構築がこの要素を満たすと考え、現行ルール版にリメイクし、使用するに至った。

 

(2) WCS
JCS予選抜けに向けて詰めた結果、ギミック外の選出が想定以上に強いことが判明。BO3を戦っていける構築と判断し、世界大会に持ち込むことを決定。

 

3.構築概要


(1) JCS

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(2) WCS

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4.個別解説

ルナアーラ@ルームサービス

穏やか(S個体値20/JCS時は10)

244-'-125-157-158-112

(H252,B124,D132)

シャドーレイ/催眠術/月の光/トリル

HB-

ファントムガード&フレガ込みA222ザシアンの巨獣斬+素巨獣斬を確定耐え

(A231ラインまで高確率で耐える)

HD-C217命の球黒バドのアストラルビットをファントムガード&フレンドガード込みで確定耐え

S-

・+1ジェットで100属抜き

・ルームサービス発動時に無補正ガオガエンよりSが遅くなるライン

[役割]

構築の軸。
フレガを合わせるとA231ザシアンの巨獣斬+珠オーガの潮吹きを耐える程の高い耐久力で安定したトリックルーム始動と催眠術での盤面整地を担う。
月の光はトリル最終ターンにグラードンの横で打ち、2回目のトリルを展開するプランや、ルナの処理札が少ない構築への詰め等、この構築では必要不可欠な技だった。
重力トリルギミック中も、捨て台詞ガオガエンが断崖プランの弊害となる為、トリル下では下から催眠術を打て、非トリル下でジェット展開が可能なルームサービスを採用。

JCS時でのルナアーラは日本での使用率が特に低く、メテオビームを撃つくらいの認識しかされていなかった為ガオガエン引きザシアン出し、と言ったような立ち回りを誘発し、ギミックが完璧に決まることが大半だった。

ルームサービス、催眠術、月の光いずれもが強力なパーツであり、初見では読めない上に対応も難しいため非常に強かった。

 

ピッピ@気合いの襷

⭐︎JCS時

穏やかHD特化

⭐︎WCS時

呑気HB特化S0

重力/この指/手助け/守る

 

JCS時はエレキピッピで対黒バドを見ていたため穏やかHD。WCS時は別プランを取るようになったためトルネランドのこご風+地震を耐えられるB補正。

Sはトリル後に麻痺状態ルナアーラの下を取れるよう呑気HBに変更。

--------------

不採用技

歌う・・最初期は採用していたが、エレキピッピ等の初手ダイマプランで手助けが必須のため不採用。

採用するとルナ引きのグラのプランも取れるようになるため、立ち回りの幅は広がる。

【役割】
サポーター
初手ルナアーラと同時に投げ、襷を盾に重力での催眠術・断崖の剣に繋げる役割。
気合の襷が強く、初手で対面するザシアンの前でも動かせる点が良かった。
リザードンやレジエレキの横でダイマのサポーターとなる裏選出時でも相手の超火力攻撃を2回吸える点が非常に強かった。

 

グラードン@ハチマキ

意地っ張り(S個体値26/JCS時は22)

205-222-160-"-113-108

(H236,A252,D20)

断崖の剣/岩雪崩/炎のパンチ/寝言(JCS時はヘビーボンバー)

A-最大

HD-オーガからの乱数が微妙に変わるのでDに少し割いた

岩雪崩-高火力範囲技としての採用

寝言-ダイウォールの媒体、構築上苦手なバレルへのカウンターとして採用

S-トリル下でS同族の下を取れるように遅くしつつ+1時になるべく上をとれるライン

【役割】
構築のエース
このポケモンを何回動かせるかが鍵。
ルナアーラ・ピッピでの御膳立て後、鉢巻断崖の剣で相手の盤面を崩壊させる。
威嚇1回程度では誤魔化し切れない超火力でありながら、横に必中催眠術を打てるルナアーラがいるため、相手視点ではダイマで凌ぐプランも取り辛くなっている。

 

リザードン@命の球

臆病CS252

ブラストバーン/熱風/暴風/守る

ブラバ暴風→ダイマエースなので最大威力の採用

熱風→高火力範囲技としての採用、白バド系統に対してのバレル絡みや黒バドに対してダイマをせずに打つため必要。

【役割】

ダイマエース1

重力断崖で荒らした後に着地し削れた盤面を一掃したり、非ギミック選出ではダイマの殴り合いを行う。

トリル最終ターンに着地し、グラリザの並びで断崖ジェットを打ちトリル後も縛りを継続する動きが強い。

 

 

レジエレキ

①JCS時

陽気161-137-76-108-89-261@チョッキ

(H44-A132-B44-"-D148-S140)

A-手助けダイサンダーでイエッサン確定1発

HB-A244+1巨獣斬確定耐え

HD-C222命の球雨ダイスト87.5%耐え

Sなるべく早く

ワイルドボルト/飛び跳ねる/ダメ押し/エレキネット

②WCS時

臆病161-"-76-150-84-253@万能傘

(H44-B44-C236-D108-S76)

HB-A244+1巨獣斬確定耐え

C-199-135ザシアンへの手助けダイサンダー99%〜

201-127ガオガエンへの手助けダイサンダー103%〜

HD-C222プレートダイスト確定耐え

S-無補正レジエレキ抜き

ライジングボルト/ボルトチェンジ/エレキネット/守る

 

【役割】

ダイマエース2

オーガ構築に対するダイマエース

基本的にはリザードンと同じく、重力断崖で荒らした後に着地させ、盤面を一掃する。

JCS時は主にピッピと合わせて投げることで黒バドを見ることを担った。(フレガ込みでメガネアスビも乱数で3発耐える)

構築上威嚇を呼ぶため、ダイサンダー連打で勝てないのが弱くWCSでは特殊型に変更。

練度の高いオーガザシアン系統には初手オーガを投げられがちなので、グラエレキで投げ、天候を取ってからボルトチェンジピッピ交代+断崖で様子見しつつダイマターンをズラす動きが強い。

雨オーガのダイストを耐える為、万能傘を採用。副産物で晴れ下ガエンのフレアドライブも耐えられるようになった。

BO3では水技を受けた際の耐久からチョッキと誤認させる事があり、守るが非常に刺さった。

 

 

・6匹目

[JCS時]

ガオガエン@防塵ゴーグル
わんぱく202-135-138-✴︎-127-79(S個体値29)
H252-B124-D132
HB-A238白馬のダイアース確定耐え
D-残り
S-無補正ガオガエンミラーで下を取れるように

フレアドライブ/地獄突き/猫騙し/捨て台詞

[役割]

対パルバド専用ポケモン

黒バドに抗うための悪技採用だったが挑発で良かった。

 

[WCS時]

グソクムシャ@突撃チョッキ

勇敢HA252,B4

出会い頭/アクアブレイク/吸血/不意打ち

 

構築単位で対策が必要な黒バド系統、オーガザシアン+ゴリランダー、パルバドの対策枠。 豊富な先制技での〆や、オーガの攻撃を受けての天候奪取、ダイワームでの特殊枠腐らせプラン等想像以上に立ち回りの幅を広げるポテンシャルがあった。 調整はまだ詰める余地があったと反省。

 

5.選出、立ち回りの考え方

 

(1)基本選出
先発:ルナアーラ ピッピ
後発:グラードン リザードンorレジエレキ

≪立ち回り概要≫
相手目線ピッピに集中する必要性が薄い為、気合の襷ピッピとフレガ&ファントムガード+耐久ルナアーラでそれぞれ攻撃を耐え、重力トリルをする。
ピッピ→グラードン交代+断崖を通す上で弊害となるポケモンに催眠術をうち、鉢巻断崖+催眠術の盤面を作る。
自然とダイマックスが残る為、後発に残るリザードン&レジエレキにダイマックスを切り、鉢巻断崖で削り切れなかった残りを倒す。

(2)各構築へのカウンター選出
① VSザシオーガ
先発:レジエレキ グラードン
後発:ピッピ @1

≪立ち回り概要≫
初手ボルトチェンジ→ピッピバックから断崖でテンポを取り、後発ダイマレジエレキで一層する。

② VSパルバド

⭐︎JCS
先発:ガオガエン ルナアーラ
後発:リザードン グラードン

≪立ち回り概要≫
パルキアダイマを切られてリザードンが処理されるのが負けルート。捨て台詞、催眠術をパルキアに集中しダイマを切りづらい盤面にし、断崖で削りを入れた後リザードンで抜く。


⭐︎WCS
先発:リザードン グラードン
後発:グソクムシャ ルナアーラ

≪立ち回り概要≫
グラで削りを入れ、トリルをされた場合はグソクムシャ、非トリル下ではリザードンで白バドへの圧力をかける。パルキアの処理が出来れば勝ち。

(3)その他汎用性が高い選出
①先発ダイマ
先発:レジエレキorリザードン ピッピ
後発:ルナアーラ グラードン

②ジェット催眠orピッピバックトリルの択を押し付けたいとき
先発:リザルナ
後発:グラピッピ

 

 

 

[雑感]

 

初見では読まれない&PTパワーが高い上、自分に有利な運要素もあるのでJCS時は勝てる自信しか無かったのでTOP32で終わったのが本当に悔しかった。

特に再戦という事もあり選出をスタン選出に変えるかどうかで悩んで自分の直感を信じきれず、マニュアル通りの選出をして負けたので後悔が強い。

もっと勝てる構築だった。

 

WCSでは、ギミックを決めれば1戦目は勝てる❗️という考えがあったが1戦目でギミックを決めた後に死ぬ気で捲る動きを全人類がしてきた為、甘い考えだったなと反省している。

ただ、スタン選出のプレイも練習していたのでギミック構築だが対等に渡り合えたのは満足だった。

タスキ黒バドに対してのプランを薄くしており負けてしまったのは後悔が残る。

 

【まとめ】

社会人になって初めて予選を抜けれて本当に嬉しい思い出となった構築だった。

また、"ギミックパ"は組む→決める→勝つ

の流れがが本当に難しくネタで終わりがちだがその中で本当に強いものを組めたのですごく満足した。一緒に組んでくれたさしすさん、grand君、わいぽん君、ありがとう。

 

色々な人にあの構築凄かった❗️と言ってもらえたり、この構築の印象を僕に持っているひとも人もいたり、過去一好きな構築となりました。

 

 

来年はもっと勝ちます

 

 

 

ポケモンWCS2022 世界大会対戦レポート

先日イギリスのロンドンで開催されたポケモンの世界大会「WCS2022」ゲーム部門の対戦レポートです。特にメモとかは取っていなかったので記憶が怪しい部分があるかと思います。

 

戦績

ゲーム部門マスターカテゴリ

Day1 3-3(最終4-4でDay1の103位/220)

 

使用構築

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PJCSで使用した重力催眠グラルナピをベースに改良し持ち込んだ。

(※構築記事についてはスドウダイキ選手が詳細を後日上げます)

構築の選択基準としては、

 

①練度に自信があること

②相手の実力に左右されず戦えること

③上振れ要素があること

 

それぞれの理由だが、

①前回WCSに参加した2018年に、自分の実力が万全に発揮できる構築を持ち込まずに環境的に強いと思った構築を持ち込んだ結果、使いこなせず満足に戦えないまま敗退をしたことをずっと後悔しており、そのリベンジとして自分の得意な構築で世界でもう一度戦うというのがこの4年間の目標だったため、自身が使い慣れていて自信があるこの構築を持ち込んだ。

 

②Day1は対戦相手の実力がわからない(国内と違って名前で判断出来ない)ため、読みレベルの食い違いによって負けるのが一番嫌だったため。

 

③大舞台でポケモンをやる上で一番大事だと思っている要素のため。

 

①〜③を満たしている構築としてイベルオーガもあったが、あの構築は気弱なプレイをしたら弱い構築且つ択が多いため断念。

大舞台で心中するならこちらの構築だなと決めた。

 

ギミック依存構築に見えるが、実際は選出パターンがかなり多く、相手にミスや中間択を選ばせやすい構築でありながら、正解択以外の選択をされた場合は押し切れるくらいパワーが高いため持ち込む事にした。

 

 

対戦レポート

Round1 ○××

vs Kevin Swastek [US]

選出画面で頭が真っ白になった

トリルプランはトリル持ち黒バドとヤミラミに妨害されそう&スタン選出はキュレムに破壊されそうなので本当に勝てるビジョンが見えなかった

トリルに対しての対応が2ターン目トリル返しの場合と何か相手がプレイミスをしないと勝てないなということでルナピから入った

 

1戦目

---ルナピグラリザvs黒馬キュレムヤミラミメタモン

重力トリルに封印ダイアイスを撃たれて負けを悟る

その後、何か一点読みを決めないと勝てないなと思い、こちらのダイマリザに対してのスピスワダイロックを一点読みを決めてトリル展開に持っていきグラの岩雪崩で全員倒し勝ち

 

2戦目

---エレキリザルナグラvs黒バドキュレムヤミラミ

黒バドに対しエレキネット獄炎で圧をかけて行動を制限し、どちらかを切ってルナアーラ着地を決めトリル展開を狙う。相手が黒バドバックヤミラミだったため決まった。

キュレムダイマターンを素催眠術で止めたら勝ちまで行ったが外して負け。

 

3戦目

---

ここまで選出されなかったウーラオスが死に出しで出されて悪ウーラオス且つ強化アイテム持ちだったためルナアーラが貫通されトリルを貼れずに負け。

 

反省

Sラインの割れていない1試合目にエレキルナから入り、トリル封印を押しづらくしてボルチェントリルから展開し、2戦目以降に繋げるべきだった気がする。

 

ガン不利構築だったので仕方ないがメンタルには来るものがあった。

 

Round2 ×○×

vs Francisco Coroado [PT]

優勝したeduと同じPT

ボルト黒バドに対してはルナピから入り、ボルトと黒バドの持ち物を割ってから勝負するプランだったのでその通りの選出

 

1戦目

---ルナピグラリザvs黒馬ボルト

ビット+チョッキジェットまで耐えるので重力トリルから入ったところ、ビット+挑発ルナ方向で負け

 

2戦目

---ルナピグラリザvs黒馬ボルトトドンザシ

ピッピで挑発を受けてトリル展開さえしたら勝てそうなので同じ選出をした。

相手は変わらずビット挑発

こちらは指トリル

次のターン悪あがきシャレイで両切りし、グラリザを立てて勝ち。

 

 

3戦目

---詳細は忘れたが3戦目までグラードンダイマックスを通せば勝てると判断し、そのプランを取ったところここまで隠されていた黒バドの鬼火とザシアンの身代わりが刺さり負け。

 

 

 

Round3 ○○

vsSam Plassgård [NO]

0-2となりメンタルが相当苦しかったが、プレイ自体は悪く無いので切り替えて頑張ろうという気持ち

ヤミラミバナランドがかなりキツいが伝説枠がレシラムザシアンなのでまだ戦えそう

 

1戦目

---ルナピグラリザvsヤミラミレシラムザシランド

初手日本晴れダイバーンをピッピ方向だったのでタスキで耐えて重力催眠が決まり、断崖ルートに入り勝ち

2戦目

---リザピルナグラvsボルトレシラムヤミラミザシ

1戦目に重力催眠ギミックで一方的に勝ったのでフシギバナが初手にくる読みでの選出

選出を読み外したりレシラムがダイロック持ちだったりと誤算はあったが、最後はレシラムvsルナアーラとなり勝ち

 

1戦目重力催眠決めた時に勝ったと思ったが、相手が意味深に頷いてたので想定内って…コト⁉️捲られるの⁉️って焦った(何も無かった)

 

メンツ的には微妙なマッチだったが相手が対応しきれず、待望の1勝ができた。

 

Round4○○

vs Antonio Jesús Sánchez Cerván [ES]

+ランド

 

1戦目

---ルナピグラリザ

相手がメテビ警戒の動きをしたため、重力催眠ギミックが決まり一方的に勝ち

 

2戦目

---エレキピッピルナグラvsイベザシガエンランド

1戦目でエレキを出さなかったこともあり、初手エレキピッピが刺さると判断。

イベを放置して手助けダイサンダーの方向を当ててそのまま全部手助けダイサンダーで押し切って勝ち

 

イベザシガエンは普通にキツい寄りだったが、経験則でのダイサンダー方向を当てれたのが良かった。

 

僕は対戦後に対戦相手と楽しく話すのが割と好きなのだが、相手が今年の俺はここで終わりか…みたいなのとすごく気落ちしていたのを見て、そういう舞台なんだなというのと、こういうとこに来れたんだなと再認識した。

 

Round5○×○

vs Kevin Salvetto [IT]

 

1戦目

---ルナピグラエレキvsボルトランドザシオーガ

基本選出通りで勝てそうなのでルナピから入る。

重力催眠断崖が決まり勝ち。断崖を誤魔化すために相手がランドロスを雑に受け出してくれ、シャレイ断崖で削れたのが大きかった。

 

 

2戦目

---グラエレキルナリザvsランドバレルオーガザシアン

1戦目をルナピで取ったこともあり、バレルが選出されること、オーガが初手に来そうなことからグラエレキ選出

ランドバレルが来てかなり苦しい表情。

とりあえずバレルにボルトチェンジから入り、様子見をしたところ相手がすごく辛そうな表情になったのでランド方向ダイアースだと察し、リザードンにバック。実際エレキにダイアースだったので空かせたが、ケアで胞子を重ねられていたのでランドが倒しきれず負け。

 

3戦目

---リザルナピッピグラvsランドオーガザシアン(あと1体忘れた)

 

詳細は忘れたが最終局面がランドオーガvsグラルナとなり、グラードンダイマックスでオーガを処理しきって最後はルナvsランドで月の光で詰めて勝ち

サイクル戦の途中でピッピで重力だけ打ち、ルナアーラが催眠打ちやすくするムーブが刺さった記憶。

 

 

Round6 ×○×
vs Giacomo Pauselli [IT]
+??

 

 

1戦目

---ルナピグラエレキvsエルフオーガ

基本選出で戦えそうなメンツだったのでルナピから入る

相手は嘘泣き潮吹きをルナアーラ方向

次のターンアンコール警戒するかどうかで悩んだが、指まで警戒すると打たないだろうと思い、ピッピ交代グラをしたところルナにアンコールが飛んできて負け。ここでこの構築を知ってる人の動きだなと察した。

エルフーンが出てきた時点でケアしたほうが良かったか…と反省

2戦目

---ルナピグラエレキvsエルフオーガガエンザシ

指でケアさえしたら催眠プランで勝てそうなので同じ選出を続投

相手も同じ選出、1ターン目の動きはお互い同じ動き、2ターン目にアンコールをケアの指催眠でオーガを眠らせる。

次のターンエルフ方向催眠+ピッピ交代グラードンを選んだ所、エルフーンが悩みの種をオーガに打って起床。

1戦目でエルフーンの技を追い風嘘泣きアンコール+攻撃技だと思っていたのでノーウェポンだということがここで発覚し、思わず相手の顔を見たらめちゃくちゃ満面の笑みで泣きそうになる。

完全に終わったと思ったが、相手が断崖の火力を見誤り、ガエン交代に対してシャレイ断崖を合わせたら落ちた点、1戦目でエレキの守るを敢えて見せておいた方が活きて、オーガのストリームで落ちる前提の相手の動きを誘発し、万能傘で耐えて返しのダイサンダーで倒すなど、色々ハマって捲った、今回一番熱い試合だった。

 

3戦目

---エレキルナグラピvsエルフオーガガエンザシ


ガエンが柔らかいこと、エルフにA下げの手段が無い&タスキを割れないことを加味し、ピッピのタスキを上手く使って妨害し、エルフを最適なターンで倒せば勝てると判断

トリルターンも十分あり、断崖1発当てれば倒せるエルフに断崖当てればオザシを引き摺り出して勝てる!という場面で2連続で外してしまい、

最終局面トリル1ターン重力有

前のターン守ったザシアン+眠り1消費オーガ(ダイマ権無し)vs前のターン守ったピッピルナ両方ミリ、裏エレキ(7割)ダイマ権利有)で最速起きを切ったエレキ交代をしたが起床して根源を撃たれて負け。

断崖を2連続で外していなかったら…とか最速で起きていなければ…と泣きそうになったが、対戦相手は超運良かったわ!!!!!詫びにコーヒー奢るからカフェ行こうぜ!!!お前のことも構築も知ってたよ!良いバトルだった!とすごく爽やかな表情で言われ、こんな形でここで終わるのか…となって本当に苦しかったが、気を遣って声をかけてくれた相手に少し救われたのが強く印象に残っている。

 

 

 

雑感

世界大会にもう一度参加して自分なりの対戦をし、4年前のリベンジをする、という当初の目標はある程度は達成出来たのは良かったです。

プレイも持ち込みも悪くなかったのですが、自分なりの反省としてはPJCS後からWCSの間までに構築を十分なレベルまで昇華できず、黒バドに対しての回答が怪しい(1本目は落としても仕方がないから中身を判別してから2.3で捲るという所)所が良くなかった、特にグソクムシャの枠やリザの型が練り切れて無かったのは課題だったかなと。

負けの内1〜2は構築段階での問題、3戦目は仕方ないと考えると、もっと事前準備を頑張って100点にしたかったなあと思います。

ただ、自分としてはあまり時間が捻出出来ない中で、逃げずにポケモンに打ち込んで全国大会、世界大会に出場し、ある程度頑張れた点、また0-2して気持ち的に折れそうになってもそこから気落ちせずに頑張れた所が自分でもすごく頑張ったと思うし、良かったなと思います。

また、世界大会を通じて自分達で組んだ構築のことを評価してくれる人が意外といたりしたのも、構築力が全くない所が課題だなと感じていたので嬉しかったです。

 

世界大会ではギミックを決めても相手がそこから細い勝ち筋を手繰り寄せようとするのを強く感じ、一筋縄ではいかないなと感じましたが、それと同時にそれにも対等にやり合えた自信はあるので来年また参加して、次こそはDay2進出を目指して頑張りたいです!

 

 

VGC2022日記

INC Feb〜JCSの振り返り日記

 

 

 

INC Feb 


使用 オーガザシアン

 

オーガ@神秘の雫 控えめHCベース

潮根源雷守

ザシアン陽気AS

巨獣じゃれ聖剣守

トルネ@万能傘 穏やかHD

暴風凍える風挑発追い風

ライチュウ@タスキ陽気HbS

猫ほっぺエレキネット手助け

モロバレル@バコウ 穏やかHbD

ギガドレ怒りの粉胞子守

メタモン@スカーフ

変身

 

強化アイテム持ちダイマックスオーガが壊れていると多田ユウヤ選手に教えてもらいPTごと提供してもらった。

初手ダイマックス系統の構築なので扱えるなと考えていたが、上手く使うことが出来なかった。

ザシアンというポケモンの扱いが下手だと感じたことと朝8時から次の日の朝5時まで働いている環境でも予選に臨もうとしたことは収穫だった。

 

 

成績

最高レート1740

残業125時間 

 

1800行けなかったやつお前だけWとytさんに煽られた

 

 

INC March


イベルオーガツルギランド@2

( これ https://t.co/b2IUkxezvX の草案)

 

直前まで使用する構築が定まらず、惰性で参加。小野さんが擦っていたイベルオーガを借り、ザシアン重すぎだろ‥と感じて原案のサンダー→ランドにして触ってみたが全然ダメ。

4試合やってほぼ全部ゴリランダーとレジエレキに破壊されてやめた。

 

 

小野さんは同じ構築で1830くらいまで行っていたので立ち回りを見たところ、ゴリランダーの前でもメガネカイオーガで潮吹きを選んでいて横転していた。

 

 

成績 最高1530

 

残業70時間

 

INC april


イベオーガヌケニンライチュウサンダーツルギ(メンツの完成)

 

ytさんに見捨てられたため小野さんとひたすらおもちゃイベオーガを擦り続けた

3月の段階では初手ゴリラなどにツッパリ潮吹き打つやばPTだったが、ヌケニンを組み込んだことで交代から再展開したりそもそも選出されなかったりと色々人間性のある構築になった。

1800までは試合数が少しある状態で行けたが、終盤に増えたイベルタルへの解答を考えておらずしばかれ続けて終焉。

しかしながらずっと見せポケだったライチュウが実はイベルエレキに強いのでは…?と気づき、メンツが確定する

 

小野さんは静電気光の粉ライチュウを使用 

小野 最高1830

僕  最高1820

残業70時間

 

JCS予選

背水の陣となった最終予選

このルールでは練度が特にものを言うと思っていたので、自信のあるイベオーガで行くことを決意。

毎日初手イベオーガからの分岐を勉強した。

特にあまり自信のなかったイベルエレキに対してのライチュウプランの勉強を重ねた。

不利マッチのトルネ入りオーガザシアンなどに対しては最後まで回答が見つからなかったが、おそらくライチュウで猫フェイントじゃんけんをするしか勝ち筋がないと切った。

 

ボーダーチャレへの4試合が不利マッチであるパルバド×2 トルネオーガザシアン ロンゲイベルで本当に泣いていたが全部択に勝って抜けた。

最終レート着地後、上がっていくボーダーを見ながらゲロ吐きそうになりながら過ごしていた。徹夜の後終電までの残業が本当にキツすぎて無理だった。2度とやりたくない。

 

1770 予選抜け🎉

残業90時間

 

早い段階でザシアンというトップメタが向いていないことを感じ、イベオーガという自分に向いている構築と出会えてそれをずっと触り続けたから抜けれたと思う。時間の無い中で色々触っても練度が足りないと思うし。

 

WCSまでに自分に合った新しい構築を見つけたいです。

 

おわり

 

PJCS2022マスターカテゴリ準優勝【3種のこだわりイベオーガ】

PJCS2022お疲れ様でした!

今回はPJCS2022でイトウショウ選手(ねくさす (@Nexus_0570) / Twitter)が使用し、PJCSゲーム部門マスターカテゴリ準優勝をしたイベルオーガ構築の記事です。

 

 

 

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こだわりカチューシャ

(デメリット無し、威圧&かわいさ1.5倍)

 

・成績

・PJCS2022本戦

   準優勝 (イトウショウが使用)

・PJCS2022インターネット予選

   最終1770 68位 

→予選抜け(ポケモン太郎が使用)

・INC全て

   ボーダーまで惜しい感じ(小野が使用)おののん (@onoDyna) / Twitter

 

・構築コンセプト

ヌケニンによる選出誘導で相手の選出のパワーを落とし、ライチュウによる電気技の抑制を絡め、選出段階&選出後も読まれにくい拘りスカーフイベルタルの追い風から拘りメガネカイオーガの潮吹きを通す強力なギミックで初手からテンポをとりツルギサンダーでゴリ押しスイープorヌケニンで詰める

 

 

【構築経緯】

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当初は強いか懐疑的でしたが、ギミックが決まった時の決定力や環境外の構築のため得られるアドバンテージ、使っていて楽しいという中毒性を評価しここから4ヶ月擦り続けました。

原案は避雷針枠がガラガラだったが、初手での猫騙し持ちの選出抑制や高速からのS操作、VSイベルエレキなどを考慮し、ライチュウに変更。

ピッピの枠をヌケニンにすることで詰めるルートの確保&強烈な選出誘導により弱い選出を強いることでギミックで得たアドバンテージからの逃げ切り成功率が格段に上がった。

 

【個体解説】

 

イベルタル@拘りスカーフ

性格:臆病
実数値:201-122(4)-115-183(252)-118-166(252)
特性:ダークオーラ
技構成:イカサマ/バークアウト/デスウイング/追い風

 

ギミック始動役

追い風枠がイベルタルである理由は

①選出段階で初手追い風潮吹きが読まれづらく、場に出た後も猫騙しを撃たれづらく悪戯心の効かない悪タイプなのでほぼギミックが決まる

②スカーフ追い風後、ダイマックスをしダイアークでのゴリ押しやダイジェットの撃ち合いが出来る

パルキア以外のトリル全てに対して初手ダイアーク潮吹きで強烈な圧をかけれる

と言ったような強みがある

特に①が強く、選出段階でスカーフ追い風+メガネ潮吹きが読まれないため単純にイベルオーガに強い初手ザシアン+ボルトロスなどを呼び、初手対面後も相手視点巨獣+ジェット安定と動いてくるため、スカーフ追い風+潮吹きで両方ワンパンし降参が多かった。

【技構成】

・追い風→ギミックのため必須

・バークアウト→ディアルガなどの特殊伝説へのデバフや黒バドに対して詰めとして強い技のため必須

デスウイング→ジェットの媒体

グラバナに対して一貫し生存力を高めれたりダイマ後の撃ち合いで偉い

イカサマ→スカーフイカサマがだいたいのポケモンを半分くらい削れるため単純に強く、グラザシなどに対してこの技を絡めたプランがある&パルキアに対してのダイアークダメージがバクア媒体ダイアークより強いため必要

ダイマックス時の悪の波動が欲しかったが他の4つの技いずれも切れないので泣く泣く切った

 

 

スカーフ追い風→ダイマックス×3ターン→ダイマ切れる→もう一度スカーフ追い風のプランもあるためダイマックスラストターンにダイウォールを選択するなど立ち回りがトリッキーで楽しかった。

 

カイオーガ@拘りメガネ

性格:控えめ
実数値:195(156)-✳︎-111(4)-216(212)-161(4)-127(132)
特性:あめふらし
技構成:潮吹き/根源の波動/雷/冷凍ビーム

C217黒馬のアスビ69〜82
A152エレキの飛び跳ねるジェット68〜81
A152エレキのダメ押しアーク76〜90
C152命の玉エレキの破壊光線ダイアタック70〜83
C152命の玉エレキのエレキネット86〜104
C167命の玉エレキのエレキネット94〜112

→黒馬エレキ対面でだいたい生存出来る

S-追い風下で相手の100族×1.5抜き

だいたいのオーガミラーで上が取れる

 

範囲技で破壊するエース

ほぼ初手に投げ、潮吹きか根源を押し相手に負荷をかけるポケモン

苦手な草タイプはイベルサンダーツルギヌケニンがガン有利のためそもそも構築上出てきにくい&出てきたとしても苦しくないようになっている

追い風潮吹きでザシアンを無限にワンパンした

ヌケニンを通すプランの時はダイマックスもそこそこ切るため耐久も確保した調整になっている。

S+1でザシアンを抜けるのは魅力だがこの構築でペラい耐久のオーガは弱いため無し。

【技構成】

潮吹き.根源→説明不要

雷→オーガミラーに対して打つ

冷凍ビーム→元々ウォール媒体にも出来る守るや瞑想だったがグラザシトドンに対して一貫性のある(ザシは初手で倒すため)冷凍ビームが必要と感じたため採用

耐久が生きる場面が多く、調整が天才すぎた

 

サンダー@命の玉

性格:臆病
実数値:166(4)-✳︎-105-177(252)-110-167(252)
特性:静電気(JCSではプレッシャー)
技構成:雷/暴風/熱風/守

 

この構築のパワーを引き上げる駒

基本的にオーガかイベルが倒れたところに死に出しで投げ、イベルが倒れた場合はダイジェッターとしてダイマを切り立てていき、オーガのところに出す場合はダイマ権をイベルに渡し普通に殴る。

そのためダイマックスを切らずとも強く、最大パワーの技構成にしてある。

ダイマ、非ダイマ両方でパワーが高く最適なポケモンだった。

ちなみに初手で追い風を打ったイベルを倒された場合がこの構築の最大パワーであり、あり得ないくらい強い

【技構成】

雷→10万ボルトは弱いため不採用

ダイマ時の火力、非ダイマ時の火力共に妥協できない為こちらを採用

暴風→説明不要

熱風→晴れ系統に対して必要

守→盤面形成のため必要

 

JCS時にプレッシャーだったのは渡すポケモンを間違えました。S順を見るような機会は皆無なので全くメリットが無いです。

ワンチャン掴めるのに掴めなくしていて本当に申し訳ない。

 

カミツルギ@タスキ

性格:陽気
実数値:135-233(252)-151-✳︎-51-177(252)
特性:ビーストブースト
技構成:リーフブレード/スマートホーン/聖なる剣/見切り

 

vsグラザシやトリル系を見る駒

 

ライチュウヌケニンなどタスキを考慮されるポケモンがいる状態でのこのポケモンのタスキが強く、あまり考慮されない立ち回りをされがちで見切りがよく刺さった。

役割としては特にグラザシに対してタスキを盾に2回行動することで一貫のある攻撃をさして勝つプランや、重めなトリトドンを刺すことが求められた。

ダイジェットが欲しい場面も稀にあったが基本的にこのポケモンダイマックスを切ることは無いのでこの4ウェポンで完結している。

 

 

ライチュウ@突撃チョッキ

性格:陽気
実数値:143(60)-110-86(84)-99(4)-123(180)-168(180)
特性:避雷針
技構成:猫騙し/エレキネット/ほっぺすりすり/フェイント

S-100族抜き

HBD-ザシアンとかキュレムに対してやれそうなライン(全て乱数が絡む)

猫騙しとフェイントを打つポケモンなので陽気

 

後方腕組みライチュウ×

ベンチポケモン

構築にいることが最大の採用理由のポケモン

ライチュウイベルのようなちゃんとしたような投げ方を警戒させること、構築に存在することで安直なダイサンダーを許さないようにすることが役割。

基本的にはBO1で選出することはなく、エルフーン絡みやトルネロス絡み、イベルエレキなど特定の構築に関してのみ選出する。

イベルやキュレムに投げるためSラインはそこを意識し、突撃チョッキを持たし場持ちをよくした。

めちゃくちゃ役立ったので天才アイテムだと思う。

猫騙し→強い

エレキネット&ほっぺすりすり→S操作

フェイント→ワザップ技 初手猫騙し警戒でとりあえず守るザシアンをフェイント+潮吹きor根源で何度も倒した

4月頃は選出してなさすぎたり、だすにしても避雷針意味なくね?となっていたので静電気@光の粉だったが、イベルエレキの増加によりちゃんとした役割を持たせたところそこそこ選出するようになり面白かった。

択製造機です。

 

ヌケニン@防塵ゴーグル

性格:せっかち
実数値:1-142(252)-45-✳︎-51-101(252)
特性:不思議な守り
技構成:ポルターガイスト/影打ち/サイドチェンジ/堪える

ASぶっぱ ミラー&メタモン意識でせっかちB0

役割→イベルオーガで止められないトリックルームであるパルキア始動のバドレックス構築や有象無象の構築に対しての詰め要員(特にオーガザシアン)

このポケモンに関しては練度が特に出るため扱いがダントツで難しいが、グラザシ以外にはほぼ投げるくらいには信用していた。

相手の構築によってはガオガエンでしかヌケニンを倒せない→先発で投げづらいと言ったように、選出を強制したり、立ち回りを大幅に制限出来るため、ヌケニンを選出しない場合でも大いに活躍していた。

持ち物に関しては投げる構築がディアルガやパルバド、オーガ系統なため、防塵ゴーグル一択。

下手なオーガザシアンはお祈りダイアイスで処理するしかなかったりするため非常に楽だった。

 

 

 

【選出】

先発イベルオーガ

裏サンダー+ツルギorヌケニン

 

最大パワーの選出

 

追い風潮吹きから入り死んだ方からサンダーを投げ、イベル生存ならイベルダイマのダイジェット展開

イベル死亡ならサンダーダイジェット展開

黒バドエレキ系統にはバークアウト+根源から入ったりするなど分岐はあるが基本的には追い風潮吹きが一番裏目が少なく通った時のアドバンテージが大きい。

ヌケニンを投げるときはオーガダイマックスを行い相手のガエンを無理やり倒すなどのプレイがある

イベルオーガサンダーツルギを通してのゴリ押しビートダウンプランかヌケニンで詰めるプランの分岐がある

基本的にライチュウを出すとパワーが格段に落ちるため投げません。

 

vsトルネオーガザシ、エルフオーガザシ

 

ライチュウオーガヌケニン@1

通常のオーガザシアンはヌケニン詰めで勝てるが、追い風がトルネ且つツルギがいるオーガ構築は追い風からのツルギダイマックスが止まらないため一番厳しいマッチアップ

前にライチュウを投げて猫フェイントじゃんけんを行い通すくらいでしか勝てないイメージ…、、。

 

リンヤ晴れパ(グラザシロンゲリザトドン)

→イベサンダーツルギオーガ

連打が一番出るマッチアップ

グラにMaxパワー潮吹きを1発入れることとカミツルギを通すことを意識すると良い

初見で相手が正解の選出をするかどうかまで加味すると基本有利なマッチだと考えている。

 

 

 

【後語り的な】

 

4ヶ月近く使い続けたこの構築が全国で活躍して非常に嬉しかったです。

自分自身、この構築をずっと使い続けており練度には自信があったため、本戦でも使う候補でした。

しかし、ギミック自体が本戦に出る人たちにある程度バレており、予選をこの構築で抜けた自分がこれを持ち込むと想定されてしまい、マッチングによってはリスクがあることが懸念点となり、使うことを断念しました。(実際に共有し持ち込んだルナグラに自信があったのもあります)

立ち位置的にはこの構築が一番勝てるだろうと踏んでいた&もっとこの構築を使ってあげたかったという気持ちもあり、誰か使ってくれないかなと思っていたところ、JCS前日にたまたま同室だったイトウシュウくんが候補としていた構築であまり勝てず困っていたため、この構築を教えた所気に入ってくれて本戦での使用を決めてくれました。

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本戦での使用率&各マッチアップ考察

 

正直、BO1に関してのみ勝てる構築であり、BO3は切った構築のためベスト32が限界かなと思っていましたが、彼の肝の座ったプレイで使いこなし勝ち進み、本当に驚きました。

(カチューシャの圧で対戦前からリードするのも驚きました)

 

この構築を使ってくれてありがとう!

 

 

スペシャルなありがとう

このおもちゃを最初に考案していたgrandくん

grandくんからおもちゃを受け継いでネットにupしてくれたみげるさん

みげるさんのおもちゃを発見して使い始めた小野くん