とてもつらい国外逃亡日記

ポケモンダブルバトルのメモ

ポケモンWCS2022 世界大会対戦レポート

先日イギリスのロンドンで開催されたポケモンの世界大会「WCS2022」ゲーム部門の対戦レポートです。特にメモとかは取っていなかったので記憶が怪しい部分があるかと思います。

 

戦績

ゲーム部門マスターカテゴリ

Day1 3-3(最終4-4でDay1の103位/220)

 

使用構築

f:id:sumiya51333:20220902182110j:image

 

PJCSで使用した重力催眠グラルナピをベースに改良し持ち込んだ。

(※構築記事についてはスドウダイキ選手が詳細を後日上げます)

構築の選択基準としては、

 

①練度に自信があること

②相手の実力に左右されず戦えること

③上振れ要素があること

 

それぞれの理由だが、

①前回WCSに参加した2018年に、自分の実力が万全に発揮できる構築を持ち込まずに環境的に強いと思った構築を持ち込んだ結果、使いこなせず満足に戦えないまま敗退をしたことをずっと後悔しており、そのリベンジとして自分の得意な構築で世界でもう一度戦うというのがこの4年間の目標だったため、自身が使い慣れていて自信があるこの構築を持ち込んだ。

 

②Day1は対戦相手の実力がわからない(国内と違って名前で判断出来ない)ため、読みレベルの食い違いによって負けるのが一番嫌だったため。

 

③大舞台でポケモンをやる上で一番大事だと思っている要素のため。

 

①〜③を満たしている構築としてイベルオーガもあったが、あの構築は気弱なプレイをしたら弱い構築且つ択が多いため断念。

大舞台で心中するならこちらの構築だなと決めた。

 

ギミック依存構築に見えるが、実際は選出パターンがかなり多く、相手にミスや中間択を選ばせやすい構築でありながら、正解択以外の選択をされた場合は押し切れるくらいパワーが高いため持ち込む事にした。

 

 

対戦レポート

Round1 ○××

vs Kevin Swastek [US]

選出画面で頭が真っ白になった

トリルプランはトリル持ち黒バドとヤミラミに妨害されそう&スタン選出はキュレムに破壊されそうなので本当に勝てるビジョンが見えなかった

トリルに対しての対応が2ターン目トリル返しの場合と何か相手がプレイミスをしないと勝てないなということでルナピから入った

 

1戦目

---ルナピグラリザvs黒馬キュレムヤミラミメタモン

重力トリルに封印ダイアイスを撃たれて負けを悟る

その後、何か一点読みを決めないと勝てないなと思い、こちらのダイマリザに対してのスピスワダイロックを一点読みを決めてトリル展開に持っていきグラの岩雪崩で全員倒し勝ち

 

2戦目

---エレキリザルナグラvs黒バドキュレムヤミラミ

黒バドに対しエレキネット獄炎で圧をかけて行動を制限し、どちらかを切ってルナアーラ着地を決めトリル展開を狙う。相手が黒バドバックヤミラミだったため決まった。

キュレムダイマターンを素催眠術で止めたら勝ちまで行ったが外して負け。

 

3戦目

---

ここまで選出されなかったウーラオスが死に出しで出されて悪ウーラオス且つ強化アイテム持ちだったためルナアーラが貫通されトリルを貼れずに負け。

 

反省

Sラインの割れていない1試合目にエレキルナから入り、トリル封印を押しづらくしてボルチェントリルから展開し、2戦目以降に繋げるべきだった気がする。

 

ガン不利構築だったので仕方ないがメンタルには来るものがあった。

 

Round2 ×○×

vs Francisco Coroado [PT]

優勝したeduと同じPT

ボルト黒バドに対してはルナピから入り、ボルトと黒バドの持ち物を割ってから勝負するプランだったのでその通りの選出

 

1戦目

---ルナピグラリザvs黒馬ボルト

ビット+チョッキジェットまで耐えるので重力トリルから入ったところ、ビット+挑発ルナ方向で負け

 

2戦目

---ルナピグラリザvs黒馬ボルトトドンザシ

ピッピで挑発を受けてトリル展開さえしたら勝てそうなので同じ選出をした。

相手は変わらずビット挑発

こちらは指トリル

次のターン悪あがきシャレイで両切りし、グラリザを立てて勝ち。

 

 

3戦目

---詳細は忘れたが3戦目までグラードンダイマックスを通せば勝てると判断し、そのプランを取ったところここまで隠されていた黒バドの鬼火とザシアンの身代わりが刺さり負け。

 

 

 

Round3 ○○

vsSam Plassgård [NO]

0-2となりメンタルが相当苦しかったが、プレイ自体は悪く無いので切り替えて頑張ろうという気持ち

ヤミラミバナランドがかなりキツいが伝説枠がレシラムザシアンなのでまだ戦えそう

 

1戦目

---ルナピグラリザvsヤミラミレシラムザシランド

初手日本晴れダイバーンをピッピ方向だったのでタスキで耐えて重力催眠が決まり、断崖ルートに入り勝ち

2戦目

---リザピルナグラvsボルトレシラムヤミラミザシ

1戦目に重力催眠ギミックで一方的に勝ったのでフシギバナが初手にくる読みでの選出

選出を読み外したりレシラムがダイロック持ちだったりと誤算はあったが、最後はレシラムvsルナアーラとなり勝ち

 

1戦目重力催眠決めた時に勝ったと思ったが、相手が意味深に頷いてたので想定内って…コト⁉️捲られるの⁉️って焦った(何も無かった)

 

メンツ的には微妙なマッチだったが相手が対応しきれず、待望の1勝ができた。

 

Round4○○

vs Antonio Jesús Sánchez Cerván [ES]

+ランド

 

1戦目

---ルナピグラリザ

相手がメテビ警戒の動きをしたため、重力催眠ギミックが決まり一方的に勝ち

 

2戦目

---エレキピッピルナグラvsイベザシガエンランド

1戦目でエレキを出さなかったこともあり、初手エレキピッピが刺さると判断。

イベを放置して手助けダイサンダーの方向を当ててそのまま全部手助けダイサンダーで押し切って勝ち

 

イベザシガエンは普通にキツい寄りだったが、経験則でのダイサンダー方向を当てれたのが良かった。

 

僕は対戦後に対戦相手と楽しく話すのが割と好きなのだが、相手が今年の俺はここで終わりか…みたいなのとすごく気落ちしていたのを見て、そういう舞台なんだなというのと、こういうとこに来れたんだなと再認識した。

 

Round5○×○

vs Kevin Salvetto [IT]

 

1戦目

---ルナピグラエレキvsボルトランドザシオーガ

基本選出通りで勝てそうなのでルナピから入る。

重力催眠断崖が決まり勝ち。断崖を誤魔化すために相手がランドロスを雑に受け出してくれ、シャレイ断崖で削れたのが大きかった。

 

 

2戦目

---グラエレキルナリザvsランドバレルオーガザシアン

1戦目をルナピで取ったこともあり、バレルが選出されること、オーガが初手に来そうなことからグラエレキ選出

ランドバレルが来てかなり苦しい表情。

とりあえずバレルにボルトチェンジから入り、様子見をしたところ相手がすごく辛そうな表情になったのでランド方向ダイアースだと察し、リザードンにバック。実際エレキにダイアースだったので空かせたが、ケアで胞子を重ねられていたのでランドが倒しきれず負け。

 

3戦目

---リザルナピッピグラvsランドオーガザシアン(あと1体忘れた)

 

詳細は忘れたが最終局面がランドオーガvsグラルナとなり、グラードンダイマックスでオーガを処理しきって最後はルナvsランドで月の光で詰めて勝ち

サイクル戦の途中でピッピで重力だけ打ち、ルナアーラが催眠打ちやすくするムーブが刺さった記憶。

 

 

Round6 ×○×
vs Giacomo Pauselli [IT]
+??

 

 

1戦目

---ルナピグラエレキvsエルフオーガ

基本選出で戦えそうなメンツだったのでルナピから入る

相手は嘘泣き潮吹きをルナアーラ方向

次のターンアンコール警戒するかどうかで悩んだが、指まで警戒すると打たないだろうと思い、ピッピ交代グラをしたところルナにアンコールが飛んできて負け。ここでこの構築を知ってる人の動きだなと察した。

エルフーンが出てきた時点でケアしたほうが良かったか…と反省

2戦目

---ルナピグラエレキvsエルフオーガガエンザシ

指でケアさえしたら催眠プランで勝てそうなので同じ選出を続投

相手も同じ選出、1ターン目の動きはお互い同じ動き、2ターン目にアンコールをケアの指催眠でオーガを眠らせる。

次のターンエルフ方向催眠+ピッピ交代グラードンを選んだ所、エルフーンが悩みの種をオーガに打って起床。

1戦目でエルフーンの技を追い風嘘泣きアンコール+攻撃技だと思っていたのでノーウェポンだということがここで発覚し、思わず相手の顔を見たらめちゃくちゃ満面の笑みで泣きそうになる。

完全に終わったと思ったが、相手が断崖の火力を見誤り、ガエン交代に対してシャレイ断崖を合わせたら落ちた点、1戦目でエレキの守るを敢えて見せておいた方が活きて、オーガのストリームで落ちる前提の相手の動きを誘発し、万能傘で耐えて返しのダイサンダーで倒すなど、色々ハマって捲った、今回一番熱い試合だった。

 

3戦目

---エレキルナグラピvsエルフオーガガエンザシ


ガエンが柔らかいこと、エルフにA下げの手段が無い&タスキを割れないことを加味し、ピッピのタスキを上手く使って妨害し、エルフを最適なターンで倒せば勝てると判断

トリルターンも十分あり、断崖1発当てれば倒せるエルフに断崖当てればオザシを引き摺り出して勝てる!という場面で2連続で外してしまい、

最終局面トリル1ターン重力有

前のターン守ったザシアン+眠り1消費オーガ(ダイマ権無し)vs前のターン守ったピッピルナ両方ミリ、裏エレキ(7割)ダイマ権利有)で最速起きを切ったエレキ交代をしたが起床して根源を撃たれて負け。

断崖を2連続で外していなかったら…とか最速で起きていなければ…と泣きそうになったが、対戦相手は超運良かったわ!!!!!詫びにコーヒー奢るからカフェ行こうぜ!!!お前のことも構築も知ってたよ!良いバトルだった!とすごく爽やかな表情で言われ、こんな形でここで終わるのか…となって本当に苦しかったが、気を遣って声をかけてくれた相手に少し救われたのが強く印象に残っている。

 

 

 

雑感

世界大会にもう一度参加して自分なりの対戦をし、4年前のリベンジをする、という当初の目標はある程度は達成出来たのは良かったです。

プレイも持ち込みも悪くなかったのですが、自分なりの反省としてはPJCS後からWCSの間までに構築を十分なレベルまで昇華できず、黒バドに対しての回答が怪しい(1本目は落としても仕方がないから中身を判別してから2.3で捲るという所)所が良くなかった、特にグソクムシャの枠やリザの型が練り切れて無かったのは課題だったかなと。

負けの内1〜2は構築段階での問題、3戦目は仕方ないと考えると、もっと事前準備を頑張って100点にしたかったなあと思います。

ただ、自分としてはあまり時間が捻出出来ない中で、逃げずにポケモンに打ち込んで全国大会、世界大会に出場し、ある程度頑張れた点、また0-2して気持ち的に折れそうになってもそこから気落ちせずに頑張れた所が自分でもすごく頑張ったと思うし、良かったなと思います。

また、世界大会を通じて自分達で組んだ構築のことを評価してくれる人が意外といたりしたのも、構築力が全くない所が課題だなと感じていたので嬉しかったです。

 

世界大会ではギミックを決めても相手がそこから細い勝ち筋を手繰り寄せようとするのを強く感じ、一筋縄ではいかないなと感じましたが、それと同時にそれにも対等にやり合えた自信はあるので来年また参加して、次こそはDay2進出を目指して頑張りたいです!